2010年6月1日火曜日

老後資金の準備と運用(その4)

老後資金の準備と運用(その1)はこちらです。


[口座の開設]
株式、債券、投資信託を買う場合は証券口座を開設します。
通常は住所地の証券会社の店舗に行きますが、お薦めはオンライン証券の口座です。

対面販売では、申込手数料を2~3%取られますが、ネットからの申込は無料(ノーロード)かまたは割安になります。

ホームページにアクセスし申込欄に住所、氏名などを入力すると後日申込書が郵送されて来ますから、必要事項を記入し返送すれば証券口座が開設されます。
オンライン証券の人気ランキングは、こちらをご覧ください。

銀行及び郵貯窓口などは使い勝手が悪い(信用にあぐらをかいているので、投資情報が少ない)のに手数料はしっかり取りますから、ここで投資信託を申し込むことはお薦めしません。
ましてや、窓口でお薦めされた商品にはけっして申し込んではいけません。
ここでは取り次ぎ(口利き)で儲けているだけです。
銀行や郵貯にはお客が儲かる商品がありませんし、また提案できる幅広い知識と能力を持ち合わせた担当者がいません。
(もし有能かつ親切な窓口担当がいるとしたら、自分の良心に反してお客につまらない商品を勧めなければならないので、たぶん営業成績は上がらないので交代させられていると思います。)

[投資信託えらびの基本]
○インデックスファンド(パッシブ運用、市場平均追従型)が安心
○アクティブ運用(積極運用型)は損(インデックスには勝てない
○流行のものは避ける(新興国投資などはリスク大)
○純資産額10憶円以上
○運用年数3年以上(新規設定ものは避ける)

[お薦めの投資信託]
モーニングスターの評価などを参考に一例として投資信託名を記します。

ファンド名称の後の括弧内は(買付手数料(ネット申込)、信託報酬 )です。
◇株式(国内)
MHAM-株式インデックスファンド225(0%,0.5775%)

◇株式(国外)
三菱UFJ-eMAXIS先進国株式インデックス(0%,0.63%)

◇債券(国外)
MHAM-豪ドル債券ファンド(毎月決算型)(1.575%,1.3125%)

この他に、上場投資信託(ETF)不動産投資信託(REIT)などを一部組み合わせてもよいでしょう。

国内債券は、個人向け国債かAAA格の社債を組み合わせてもよいでしょう。

外国株式や債券投資には通常の価格の変動以外に為替レートがリスクとなります。
為替レートについては現状は円高であり、今現在はメリットがあると私は考えています。
為替の変動の影響を無くすため為替ヘッジを選択できる商品がありますがオススメしません。
理由は、ここを見てください。

[投資信託買い方の基本]
投資信託は小口(1万円以上1円単位)で買えますから、1回で高額なお金を投資しないことです。
1年以上をかけて、複数回に分け購入することをお勧めします。
こうすることで大きな失敗を防げます。
資産も分散し、時間も分散が基本です。

[危ない投資]
商品投資、FX(外国為替証拠金取引)、CFD(指数先物)などは超ハイリスクなので老後資金の運用先としては適切ではありません。

[つまらない投資]
銀行などの外貨預金は手数料ばかり取られて、本来の高金利の利益がまったく得られません。
豪ドル債券ファンド私のお薦めをご検討ください。

[最後のよりどころ]
平均余命よりも長生きする可能性は十分にあります。
お金がなくなったらどうしたらよいでしょう。
そのときには、自宅を担保にして生活資金を借りる「リバースモゲージローン」というのがあります。信託銀行などであつかっています。

[もっと大事なこと]
投資は手段です。
目的は、長い寿命を精一杯生きることです。
生き甲斐はいくつになっても大切です。
たぶん生き甲斐は家の中にはないでしょうから、外に出てください。
何かが見つかると思います。

現在の政治経済の状況では日本の将来は真っ暗ですが、賢い投資によりあなたの老後を明るくすることはできます。

この投稿があなたの明るい未来の一助になれば幸いです。



老後資金の準備と運用(その1)

老後資金の準備と運用(その2)

老後資金の準備と運用(その3)

老後資金の準備と運用(その4)




参考
お得な個人年金の作り方

儲けたい人のためのETF講座



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