2018年8月16日木曜日

人民元安が止まらない



         OANDAホームページより

8月16日現在、米ドル-人民元レートが6.936元になっています。
1ドル7元の大台が目前です。

7月23日のブルームバーグ記事: 中国人民銀行(中央銀行)は23日、中期貸出制度(MLF)を通じた大規模な資金供給を行った。

国内景気てこ入れのため、ゾンビ企業に無駄金を更に8兆円超(中国で過去最大の資金供給)も投入するそうです。

中国債務不安再び、政府系返済守れず(Chao Deng - The Wall Street Journal. - 2018年8月15日)
【北京】中国・新疆ウイグル自治区で、政府系の準軍事組織「新疆生産建設兵団」が期限内に債券の支払いを履行できない事態に陥った。中国政府が巨額債務の負担を肩代わりできるのか、懸念が再燃している。


これでは元安は止まりません。

この8兆円は、結局国内投資には回らず、たぶん元売りドル買いに消えてしまうのが落です。

JIJI.COM記事(2018/08/08-07:37)
【ワシントン時事】世界の大手金融機関で組織する国際金融協会(IIF)は7日発表したリポートで、中国の人民元相場の大幅下落が大規模な資本流出を招き、金融市場に混乱をもたらす恐れがあると警戒を呼び掛けた。

中国人民銀行(中央銀行)の為替コントロールの限界が見えてきたのではないでしょうか。

習近平さんは「北戴河会議」を乗り切るため、なりふり構わず人民元をばらまき、ゾンビ企業の利権を持っている幹部たちを黙らせているようにも見えます。

つまり後は野となれ山となれ戦略?。

やっぱりチャイナショックⅢは来る・・・かも知れません。

投資は自己責任でおねがいします。




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