2016年5月13日金曜日

次のチャイナショックは核爆弾級!



これまで「中国危機説」はオオカミ少年だと言われ続けて来ました。

しかし中国経済の実態を見れば、いつか破綻するのでは、と危惧されるのは当然と言えます。

その危機がこれまで隠蔽されてきたのは、中国共産党の豪腕と好景気で貯め込んだ外貨があったからです。

でも中国の経済システム、とりわけ銀行システムでは不良債権が積み上がっており、深刻の度を深めています。

投稿「中国の金融システムと理財商品」では、中国の銀行システムと理財商品の実態について、孫智氏の論文を参考に私なりの解釈を記しました。

また投稿「中国は資本主義経済に変われるのだろうか? 」では、中国の経済政策はケインズ政策(有効需要)しかないので、景気が悪くなれば企業や銀行、不動産などにお金をつぎ込むことで取り繕って来れたのです。

本来は倒産させるべき国営巨大企業へ国有銀行から融資を継続させ、そうした例が雨後の筍のように増加しており、お金をジャブジャブと垂れ流した結果、ゾンビ化した企業が国中に増殖し続けています。

中国の経済政策では、蛇口を閉めることはできず、ついには国が崩壊するまでたぶんそれを続けるしか道はないのでしょう。

まさしく敗血症のように毒が体全体に回ってしまったのであり、もはや打つ手はありません。

参考
3月の全国人民代表大会(全人代)では、積極財政の強化、金融のリフレ政策、規制緩和などの政策を総動員する方針が示され、5月11日には約75兆円のインフラ投資計画が発表されています。


中国は国中が親方五星紅旗一色となり、そして銀行は孫智氏の思いとは裏腹に不良債権の拡大に対して、その穴埋めにますます理財商品への依存度を高めています。

はたして中国共産党は「市場経済の逆襲」に耐えられるのか?


英エコノミスト誌は「中国の金融システム:迫り来る債務の山の崩落」で次のように警告しています。

「正真正銘のトラブルが中国を襲うのは、可能性の問題ではなく、時間の問題だ。」


それは今年か、来年か、・・・・・・  

いずれにしろ市場経済に命令したがる中国共産党に勝ち目がないことは確かです。

従って核爆弾級のチャイナショックがいずれ来ることは避けられないと思います。

個人投資家も覚悟はしておいた方がよいでしょう。