2016年4月15日金曜日
米国株、ダウ続伸し、過去最高値まで386ドルに接近
日経記事より
【NQNニューヨーク=岩切清司】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続伸した。終値は前日比18ドル15セント(0.1%)高の1万7926ドル43セントと、2015年7月20日以来およそ9カ月ぶりの高値を付けた。銀行株に市場予想を上回った決算を評価した買いが続き、相場をけん引した。日欧の株高も投資家がリスクを選好する姿勢を強める材料として意識された。
ダウ平均の最高値は、2015年5月19日に付けた1万8312ドルですから、あと386ドルで最高値更新となります。
つまりダウ工業株を買っている人たちは、米国経済は順調に伸びており、金利も上がるのだろうから銀行株は買いだ!と考えているようです。
日本のエコノミストは知識があり過ぎていろいろと考えてしまいがちですが、どうも米株式市場の感覚とだいぶずれてしまっているのではないでしょうか。
私は市場は常に正しく、そしてかなりの精度で未来を予測していると思っていますから、早晩ダウ平均は最高値を更新するのではないでしょうか。
一方次のグラフが示すように日経平均は、昨年の高値2万868円(2015/6/24)から下がりっぱなしであり、戻る気配もありません。
グラフに示した期間について、それぞれのリスク値(標準偏差)は、
ダウ平均 σ=3.7%(2σ=7.4%)
日経平均 σ=8.2%(2σ=16.4%)
したがってこのグラフから分かることは、
1 日経平均は、ダウ平均よりもリスクが2倍以上ある。
2 ダウ平均は、日経平均に比べ復元力が強い。
さてあなたはどちらのインデックスを買いたいと思いますか?
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