2010年11月24日水曜日

30台サラリーマンのための貯蓄術と資産運用法(号外)

本日のロイターの記事から引用させていただきます。


〔金利マーケットアイ〕円債市場の上値重い、銀行のリスク量減らす動き継続か
2010年 11月 24日 10:48 JST
円債市場をめぐっては、11月上旬から銀行のリスク管理上の売りが継続しており、これが地合いの悪化を招いているとの指摘が出ている。きょうも朝方、10年ゾーンに銀行の戻り売りが観測されており、市場では「リスク量を減らす動きが続いているようだ」(外資系証券)との見方があった。

銀行の「リスク管理」とは国債価格の「暴落」(金利上昇)に備え始めたということです。
長期国債を売り、短期国債に切り替えていると思われます。

日本国債について、私はいよいよクラッシュが近いような気がしています。

いつそうなるのかは分かりません。

当面は、年内に23年度予算の政府案ができますが、その中身、とりわけ赤字国債の発行額によっては危機を招来する可能性があります。
私の予想では、23年度予算では、今年度の赤字国債発行額44兆円を越える50兆円ぐらいとなるのではないでしょうか。

そのような予算内容が財務省から漏れてくると、ヨーロッパのソブリンリスクが日本へも飛び火しかねないと思われます。
ヘッジファンドなどは、ギリシャ、アイルランド、スペインなどの次に出てくる国はどこかを探しています。

1990年代のアジア危機に韓国が巻き込まれたことを日本は思い出す必要があります。

日本国債をこれまで引き受けて来た銀行などがこれ以上買えないと思い始めている以上、50兆円の国債の引き受け先は国内には見つからないでしょう。

そうなると国外の投資家に引受先を求めざるを得ず、日本国債の魅力を増すため、結果として金利は上昇します。(国債価格は暴落します。)

たぶん金利が3~7%ぐらいに上昇するかも知れません。


ではどうするかのアドバイスです。

1 変動金利の住宅ローンは固定金利に換える。(手数料は無料または低額です。)

2 インフレ&超円安になるので、預貯金は外貨に換える。
外貨預金か外貨建MMFなど

3 郵貯などの国債保有額の多い金融機関は深刻な打撃を受けるので避ける。

4 個人向け国債は固定金利を売り、変動金利のものにする。

5 長期固定金利の定期預金や個人年金保険、終身保険などは、解約できるものは解約する。

6 株式や不動産は金利上昇に強いので、そのまま保有する。(金融株は危険)

注:不動産については一般にインフレには強いものの、金利上昇により、一時的にはローン破産などが続出し、投げ売り状況となる可能性もあります。

かなり過激な内容となりましたが、話半分ぐらいの感じで読んでください。

いずれにしても投資は自己責任でお願いします。



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