2010年5月27日木曜日

絵で分かるモダンポートフォリオ理論(その2)


さてここからが、モダンポートフォリオ理論になります。

以上の結果は、証券AとBがまったく同じ動き(AとBの相関が+1)の場合に当てはまります。

違う動き(AとBの相関が1以下、-1以上)の場合はどうなるでしょう?

この場合は、図2の曲線Dの線上を動きます。
(なぜなのかの説明は、とっても難しいので省略します。)

この図で注意する点は、証券Bのリスク位置よりも曲線Dが左側に出ている箇所があることです。
つまり、AとBの組み合わせによっては、B以下のリスクにすることができると言うことです。

このポートフォリオにおいて、投資家がなるべくリスクを低くし、利益を大きくしたいと思ったら、安全資産(国債や預貯金の利子)の点Fから曲線Dに引いた接線との交点(点E)が最適なAとBの保有比率となります。

絵で分かるモダンポートフォリオ理論(その3)につづく


絵で分かるモダンポートフォリオ理論(その1


参考:
東証全業種の相関を計算してみました。
モダンポートフォリオ理論の具体例(その1)
モダンポートフォリオ理論の具体例(その2)
東証全業種の相関データ


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