効率的市場では、勉強してもしなくても投資成果が同じなら、いったい個人投資家はどうしたらよいのでしょうか。
勝つ(儲かる)方法は2つ有ります。
1 長期投資
2 ポートフォリオ(複数の異なる性質の金融商品を組み合わせること。)
運用のプロはリスクコントロールのため、日々投資成果が分析され、利益を出すことが求められていますから、長期ポジションは取りにくい状況にあります。
一方個人投資家は目論見が外れてもじっくり「待つ」ことができます。勝つまで「待つ」ことができれば負けることはありません。
たとえそれが10年後だとしても、辛抱づよく待てば必ず勝てます。
そのためには、投資している期間に起こりうる価格変動に十分耐えうるための方策(リスクコントロール)が必要です。
リスクコントロールで最も大事なことは、分散投資です。
分散方法としては、分散する投資先がなるべく関連性がないものか、理想的には逆の動きとなるものを選ぶことです。
例えば、株と債券は一般的には逆の動き(負の相関)をします。
為替と国内株式(輸出関連)も負の相関関係になります。
外国株式と国内株式については、現在は同じ動き(正の相関)になっています。
負の相関関係の投資対象を選択しポートフォリオを組むことで、個別の事情による価格変動(非市場リスク)を大きく減らすことができます。
性格的に1年以内の短期投資を好まれる方へのアドバイスはつぎのとおりです。
(短期投資はハラハラドキドキを楽しむもので、決して儲けようと思って投資してはいけません。火傷します。)
1 運を信じること。
2 勉強すること。(個別案件よりもマクロ経済)
3 損切を徹底すること。
4 借金をして投資をしないこと。(住宅ローンも含みます。)
以上です。