2013年11月3日日曜日

正しいNISAの使い方(その3)

3 NISA口座の正しい商品の選び方

NISAを使い倒すには、とにかく長期間保有し続ける(BUY & HOLD)ことです。
そのため、選ぶべき投資商品は、「低コスト」、「複利効果」&「分散」の商品です。

買付手数料や信託報酬の高い投資信託、そして毎月分配型は最も避けるべき商品と言えます。

また投資上級者は、銘柄選択にはまり込み、投機的な短期売買となりやすい傾向にありますが、10%や20%の値上がりで利食いしていては、結果として大きな果実は得られません。

NISA口座での運用は10年で2倍(利回り7%)が一つの目標と考えるとよいでしょう。

10年先に何が儲かるのか?
それは誰にも分かりません。

したがって銘柄選択の投資戦略は、とにかく市場をまるごと買ってしまうことです。
そうすることで、分散効果によるリスク低減が図れ、長期保有が可能となります。
個別の株式や個別業種は避けるべきです。

これはバートン・マルキールの示す投資戦略そのものです。

以上の条件から、私のお勧めはETF(上場投信)です。


銘柄としては東証に上場されている次のETFから純資産総額が大きく、運用管理費用の安い(%の小さい)銘柄を選びましょう。



             (表はクリックすると拡大します。)

儲かるかどうかは、それぞれTOPIXなどの指数に連動していますから、リターンは横並びとなるので、運用管理費用の安いものほど儲かることになります。

参考
日本銀行からETFの投資手法を学ぶ


このETFは上場されていますから証券会社ならどこでも買えます。

でも野村證券やSMBC日興証券やみずほ証券では、NISA口座の取扱としてはETFは買えないことになっています。(銀行も同様です。)

なぜって?

それはETFが100万円売れても信託報酬が0.08%なら800円にしかなりません。しかもそれを管理会社と折半したら、年間に400円ぐらいしか儲からないのですから、口座開設キャンペーンでプレゼントした2000円の元をとることはとても困難なのです。

ですから証券大手や銀行では、買付手数料2.4%、信託報酬1.6%、100万円あたり初年度に4万円をがっぽり儲けられる投資信託をお客様にお勧めすることになるのです。

参考
年金保険も銀行などの手数料はとても魅力的な%ですから、この商品も賢い投資家は避けるべきです。

以上のような裏事情から、賢い投資家は、NISA口座ではETFしか買わないと堅く誓いましょう。(当然ETFが買える金融機関に口座を開いているものとして。)

そうすることで10年後にはとても大きな果実が得られる・・・かも知れません。

国内ETFの他に海外のETFもポートフォリオに加えると、分散効果によりリスクを減らすことが出来ます。

お勧めは次の投稿を参考としてください。
iシェアーズ 先進国株ETFは2013年7月に東証に上場され、国内株式と同様に円で購入できるようになりました。

儲けたい人のためのETF講座(その7)

儲けたい人のためのETF講座(その8)

儲けたい人のためのETF講座(その9)


最後にインフレ対策について記します。

住宅取得資金は安全資産としてネット銀行などの定期預金をお勧めしますが、長期の積立の間にインフレが発生すると預貯金などの現金の価値は下がり、住宅価格は値上がりしてしまいます。

そのような場合、たとえば銀行の普通預金の金利が1%を超えるような場合、1つの提案としてNISA口座でJ-REITのETFを積み立てる方法があります。

つまりREITを通じて間接的に現物のマンションなどの建物(の一部)を取得してしまうのです。

こうすることで、将来の不動産価格の高騰に資金をリンクさせることができ、インフレに対抗できる資産運用ができます。


その他参考情報

為替リスクを取ってまで米国株を買うべきか ?

インフレがやってくる!

ランダム・ウォーカーは嫌われ者?





正しいNISAの使い方(その1

正しいNISAの使い方(その2

正しいNISAの使い方(その3