値上がり益のうま味を考えれば株式投資、確実な利回りネライで将来の個人年金の原資なら社債というところが一般的な判断基準ではないでしょうか?
株式投資に対する債券投資の一般的な特質として、株式はリスク資産、債券(国債)は低リスク資産に区分され、それぞれは分散投資の対象としてよい組み合わせとなっています。
特に債券投資は、長期運用による安定収入が最大の「売り」になっています。
ですから債券投資は、
・高格付け
・流動性
が商品選択の基準となります。
さて、「フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド」とはどのような商品なのでしょう。
○商品分類:追加型投信/海外/債券(毎月決算型)
○信託期間 2008年12月11日から2019年3月27日まで(期限有り)
○投資方針
・投資信託証券への投資(ファンドオブファンズなので二重手数料となる。)
注:ファンドオブファンズとは他社の投信に投資する投信です。(ややこしいかな?)
・海外の高利回り事業債(ハイ・イールド債券)に分散投資
高水準の利息等+値上り益の追求
注:ハイ・イールド債とは、債券の安全性の分類で、
最高位-先進国のソブリン債(国債)
高位 -エマージング債(BRICsなどの新興国の国債)
低位 -ハイ・イールド債(格付機関からBB以下にランクされた債券)
(BB以下の格付けとは、S&Pの定義によると、「この債券の発行体は投機的要素が強いとみなされる。」となっています。)
・為替ヘッジなし
○申込手数料 3.15%
○信託報酬 1.37%(0.823%+他社投信の信託報酬分)
続く (その2)はこちらです。
2014/12/18
通貨選択型ハイ・イールド債券投信はお勧めか?(号外)
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