米ドルへの信頼が揺らいでいます。
そして世界中が米ドルを売っています。
スイスフランや豪ドルは対米ドルで過去最高値となっています。
米ドル/円も最安値更新となるかも知れません。
しかし、今こそ逆張りの米ドル買いに邁進すべきです。
理由は次のとおりです。
米ドルは依然として基軸通貨たる地位が強固であり、米国経済は安定しているからです。
米ドルへの信頼が揺らいでいる原因は「デフォルト(債務不履行、借金の踏み倒し)」の可能性があるからですが、それは法律上のテクニカルな問題(政治の問題)であり、経済上の問題ではないのです。
したがって法律上の技術的問題が解決されれば米ドルの地位はより強固となるはずです。
「政治」に翻弄されることなく実体としての米国や世界の「経済」を見極めることが必要です。
当面円や高金利通貨などに逃避している投資資金などはいずれは基軸通貨たる米ドルに回帰してきます。
それ以外に選択支はありません。
金やユーロはいずれにしろ基軸通貨たる地位にはつけないでしょう。
特にユーロについては、独仏などの統一通貨により利益を得た国とPIIGSなどの不利益を受けた周辺国との軋轢は長期的に修復不能となる可能性があります。
経済状況がまったく異なる国々が統一通貨により為替を固定レートにしていると、国内経済のコントロール(金利の調節)がまったく困難となり、遅かれ早かれ為替を変動させる(つまりは統一通貨からの離脱)しか道はありません。
したがってそれまでは独仏はPIIGS国家の尻ぬぐいを長期的に実施せざるを得ないこととなります。
米ドルは当面下がり続けるでしょう。
しかしかならず復活します。
そのときは多分「円」は沈み始めると思われます。
それも長期的に沈むのではないかと私は考えています。
ユーロ危機、米ドル危機、そして最後は・・・
したがって
今こそ米ドルを買うときだ!
投資は自己責任でお願いします。