2010年5月7日金曜日

金利を理解するために

みなさんは、金利が0.1%、1%、3%、5%、10%、20%それぞれについて、実感として理解していますか。

【預金の金利】
複利の場合
0.1%の預金は、10年後に利子が1.005%になります。
5%の預金は、10年後に利子が62.9%にもなります。
100万円の預金なら、利子は10,050円と629,000円の差になります。

0.1%と5%だと実感がわかないと思いますが、時間経過とともにお金が稼ぎ出す現金の差として見ると極めて大きな差となります。

【住宅ローン金利】
3000万円を返済期間35年(元利均等)で借りた場合、
1%では、元本を除いた返済利子は5,568,002円
同様に2%の場合には、返済利子は11,739,103円
3%では、返済利子は18,491,123円

1%と3%の場合を比較すると、3.32倍にもなり、差額が12,923,121円もあります。

ここで注意点ですが、月の返済額は、金利1%の場合84,686円、3%のときは115,455円と30,769円の差しかありません。
月の返済額ばかり見ていて、多少高い金利で契約してしまうと、最終的には数百万円余計に払うことになるかも知れません。
手間暇を惜しまず、金利が少しでも安いところを探してみてはどうでしょう。

【リボ払い金利】
クレジットカードのリボ払いを利用されている方が多いと思いますが、金利が15%もあることを理解されていますか?

リボ払いとは言っても、実態はりっぱなカードローン(いわゆるサラ金)です。
返済額が一定の枠内ということと、ポイントがいっぱい貯まるからと騙されて、使いすぎる方が多いようです。
でも毎月の残額に15%もの利子が付いていますから、50万円の残額なら、年間6万円も余計な利払いをしていることになります。
リボ払いを止め、1回払いを続けていれば、毎年1個ぐらいバッグが買えますよ。


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